トレーニング方法

ジムの有酸素マシンの使い方とは?クロストレーナー・ローイングマシンなど解説

クロストレーナーをする女性

ジムの有酸素マシンを正しく使いこなしての体型づくりに活かしていきましょう。この記事では主にクロストレーナーやローイングマシンの基本的な使い方から、プロの指導が受けられるパーソナルジムまで、主要なポイントをまとめます。

ジムの有酸素マシンとは?種類と特徴を徹底解説

ジムの有酸素マシンは、心拍数を上げながら継続的に運動することで、脂肪や心肺機能に良い影響が期待されることが多いトレーニング機器です。ランニングマシンやバイクなど様々な種類があり、それぞれに特徴があります。初心者の方でも、各マシンの特徴を理解すると取り組みやすくなります。

有酸素マシンは、天候に左右されずに快適な環境で運動できることが大きなメリットです。また、負荷や速度を細かく調整できるため、自分の体力レベルに合わせたトレーニングが可能です。


有酸素マシンの基本的な効果とメリット

有酸素マシンを使った運動は、継続すると体脂肪に働きかけやすいとされています。食事管理等と併用で体脂肪の減少が見られる場合があります。


有酸素マシンの主な期待される効果:

  • 脂肪への働きかけ:食事管理等と併用で体脂肪の減少が見られる場合があります
  • 心肺機能:心肺機能や持久力の改善がみられることがあります
  • 基礎代謝:基礎代謝に良い変化がみられることもあります
  • ストレス:気分に良い変化がみられることもあります
  • 生活習慣病:予防に役立つ可能性があります


ジムで人気の有酸素マシン5種類

ジムには様々な有酸素マシンがありますが、特に人気の高い5種類をご紹介します。それぞれのマシンには独自の特徴があり、目的や体力レベルに応じて選ぶことが大切です。


人気の有酸素マシンは以下の5種類です:

  • クロストレーナー:全身運動ができるマシン
  • ランニングマシン(トレッドミル):歩行やランニングを室内で行えるマシン
  • バイク:座った状態で自転車運動ができるマシン
  • ローイングマシン:ボート漕ぎの動きで全身を鍛えるマシン
  • ステップマシン:階段昇降の動きで下半身を重点的に鍛えるマシン

クロストレーナーの基本的な使い方

クロストレーナーは、全身を使った有酸素運動ができ、かつ適切な強度調節を行えば関節への負担が抑えやすい、初心者から上級者まで幅広い方に向きやすいマシンです。足がペダルから離れることなく運動できるため、ランニングのような着地時の衝撃がなく、膝や腰に不安がある方でも取り組みやすいです。

クロストレーナーは、上半身と下半身を同時に動かすことで、消費カロリーは体格や設定で大きく変わります。初めての方でも、正しい使い方を覚えれば、変化を感じる方もいます。


クロストレーナーで期待される5つの効果

クロストレーナーを使用することで、以下の効果が期待される場合があります:

  • 全身の脂肪への働きかけ 
    多くの筋群を同時に使う全身運動のため、食事管理等との併用で体脂肪に働きかけやすいとされています。
  • 関節への負担軽減 
    足が常にペダルに接しているため、膝や腰への衝撃が少なく、怪我のリスクを抑えながら運動に取り組めます。
  • 心肺機能への働きかけ 
    継続的な有酸素運動により、心肺機能の改善がみられることがあります。
  • 下半身への働きかけ 
    太ももやふくらはぎ、お尻の筋肉に働きかけやすいとされています。
  • 消費カロリー 
    全身運動のため、消費が大きくなる場合があります。


正しいフォームと基本的な使い方

クロストレーナーを活用するためには、正しいフォームが重要です。以下のステップで基本的な使い方をマスターしましょう。

  1. マシンに乗る準備 
    まず、ペダルが動かないように固定し、ハンドルをしっかりと握ってマシンに乗ります。足をペダルの中央に置き、かかとが浮かないように注意してください。
  2. 正しい姿勢を作る 
    背筋を伸ばし、視線は前方に向けます。肩の力を抜き、リラックスした状態を保ちましょう。前傾姿勢にならないよう、胸を張ることを意識してください。
  3. 動き始める 
    最初の踏み出しは少し力が必要ですが、グリップをしっかり握っていればバランスを崩すことはありません。脚と腕を交互に動かし、リズミカルな動きを心がけます。
  4. 適切なペースを維持 
    無理のないペースで継続します。速すぎると負荷が軽減してしまうため、適度な速度を保つことが大切です。


取り組みやすくする3つのコツ

クロストレーナーを活用するために、以下の3つのコツを実践しましょう:

  • 適切な負荷設定 
    初心者は軽い負荷から始め、慣れてきたら徐々に負荷を上げていきます。無理のない中強度(少し息が上がる程度)を目安にしてください。
  • 継続時間の調整 
    継続時間は体力に応じて調整。少しずつ増やしていくことで、無理なく持久力の向上に取り組めます。
  • 正しい姿勢の維持 
    運動中は常に背筋を伸ばし、前傾姿勢にならないよう注意します。また、腕の動きも意識的に行い、上半身の筋肉もしっかりと使うことで、全身運動に取り組みやすくなります。

ローイングマシンの基本的な使い方

ローイングマシンは、有酸素運動と筋力トレーニングの要素を併せ持つマシンで、多くの筋群を動員する全身運動が可能です。ボートを漕ぐような動作で、上半身と下半身をバランスよく鍛えることができ、短時間でも取り組みやすいです。

座った姿勢で行うため、立位でのトレーニングが苦手な方や、バランスに不安がある方でも安全に使用できます。また、関節への負担を抑えやすい、長期的に継続しやすいトレーニングマシンとして人気があります。


ローイングマシンのメリットと鍛えられる部位

ローイングマシンには多くのメリットがあり、全身の様々な部位に働きかけることができます。

メリット詳細説明
全身運動が可能上半身・下半身・体幹を同時に鍛えられる
関節への負担を抑えやすい座位で行うため、膝や腰への衝撃が少ない
高いカロリー消費全身の筋肉を使うため、消費カロリーが増える場合がある
姿勢づくり姿勢づくりに役立つ場合があります
心肺機能有酸素運動として心肺機能に働きかけやすい



鍛えられる主な部位:

  • 上半身:広背筋、僧帽筋、上腕二頭筋、三角筋
  • 下半身:大腿四頭筋、ハムストリングス、臀筋、ふくらはぎ
  • 体幹:腹筋、背筋、腹斜筋


初心者でもできる基本的な動作手順

ローイングマシンの動作は4つのステップに分けられます。それぞれのステップを正しく行うことで、取り組みやすくなります。

  1. キャッチ(スタート位置) 
    シートに座り、足をフットレストにしっかりと固定します。膝を曲げて体を前に倒し、腕を伸ばしてハンドルを握ります。背筋は真っ直ぐに保ち、肩はリラックスさせます。
  2. ドライブ(推進動作) 
    まず脚の力で押し始めます。脚が伸びきる直前に上体を後ろに倒し始め、最後に腕を引きます。この順序(脚→上体→腕)を守ることが重要です。
  3. フィニッシュ(完了位置) 
    脚を可能なところまで伸ばしきり、上体は少し後傾(約110度)、腕は胸の下あたりまで引き寄せます。肩甲骨を寄せることを意識し、背中の筋肉をしっかりと使います。
  4. リカバリー(戻り動作) 
    ドライブと逆の順序で元の位置に戻ります。まず腕を伸ばし、次に上体を前に倒し、最後に膝を曲げてキャッチ位置に戻ります。


よくある間違いと注意点

ローイングマシンを使用する際によくある間違いを3つご紹介します。これらを避けることで、より安全なトレーニングが可能になります。

  • 腕だけで引いてしまう 
    よくある間違いは、脚の力を使わずに腕だけで引いてしまうことです。正しくは、主に脚→体幹→腕の順序を意識します。脚の力を活用することで、全身運動になります。
  • 背中が丸まってしまう 
    疲れてくると背中が丸まりやすくなりますが、これは腰を痛める原因になります。常に胸を張り、背筋を伸ばした状態を維持することが大切です。
  • 速すぎるペースで行う 
    効果を急ぐあまり、速いペースで行う方がいますが、これは逆効果です。無理のないテンポを維持し、一つ一つの動作を丁寧に行うことで、より取り組みやすくなります。

目的別!有酸素マシンの選び方と使いやすい組み合わせ

有酸素マシンは、それぞれ特徴が異なるため、自分の目的に応じて選ぶことが重要です。ダイエット、体力向上、関節への配慮など、目的に合わせた選び方を理解することで、より取り組みやすくなります。

また、複数のマシンを組み合わせることで、飽きずに継続でき、より高い効果が期待できる場合があります。以下では、目的別の選び方と使い方をご紹介します。


ダイエット目的の方におすすめのマシンと使い方

ダイエットを目的とする場合、クロストレーナーとローイングマシンの組み合わせが取り入れやすいです。これらのマシンは全身の筋肉を使うため、カロリー消費が増える場合があります。

※但し、体重管理は食事管理等との併用が前提になります。


トレーニングメニュー例:

  1. ウォーミングアップ(5分)
    バイクで軽い負荷で体を温める
  2. メイントレーニング(30-40分)
    クロストレーナー:15-20分(中強度)
    ローイングマシン:10-15分(インターバル形式)
    クロストレーナー:5-10分(軽い負荷でクールダウン)
  3. ストレッチ(5-10分)
    使用した筋肉を中心にストレッチ

 

体力向上・持久力アップを目指す方へ

体力向上や持久力アップを目指す場合は、段階的に負荷を上げていく計画的なトレーニングが重要です。


段階的な負荷の上げ方:

  • 第1週-2週:軽い負荷で20分程度から開始
  • 第3週-4週:中程度の負荷で25-30分に延長
  • 第5週以降:負荷を少しずつ上げ、35-45分を目標に


マシンの選び方:

  • ランニングマシン:心肺機能に働きかけやすい傾向
  • クロストレーナー:全身持久力に取り組みやすい傾向
  • ローイングマシン:筋持久力と心肺機能に同時に働きかけやすい傾向


週の中で無理のない範囲で頻度を調整し、休息日を設けることで、体力の向上と疲労回復のバランスを保つことができる場合があります。


関節に不安がある方の安全なマシン選び

膝や腰に不安がある方には、クロストレーナーとバイクがおすすめです。これらのマシンは関節への衝撃が少ないとされています。


クロストレーナーがおすすめの理由:

  • 足がペダルから離れないため、着地の衝撃がない傾向にある
  • 滑らかな楕円運動で関節への負担を抑えやすい傾向にある
  • ハンドルを使うことで、上半身でも体重を支えられる傾向にある


バイクがおすすめの理由:

  • 座った状態で運動するため、体重の負荷がかかりにくい傾向がある
  • ペダリング動作が関節に優しい傾向がある
  • 負荷を細かく調整でき、無理のない運動が可能な場合がある


使用時の注意点として、急激な負荷の増加は避け、痛みを感じたらすぐに運動を中止することが大切です。医師に相談の上、痛みが出ない範囲で、体調に応じて取り組むことをおすすめします。

ジムの有酸素マシンに関するよくある質問

ジムの有酸素マシンについて、多くの方が疑問に思う点をQ&A形式でお答えします。これらの情報を参考に、安心してトレーニングを始めてください。


Q. クロストレーナーで痩せられますか?

A. 食事管理や生活改善と組み合わせると体重減少につながる場合があります。クロストレーナーは全身の筋肉を使うため、継続することで変化を感じる方もいます。

週3-4回、1回30分程度のトレーニングを続けることで、体型の変化を実感できる可能性があります。食事管理と組み合わせることで、さらに変化が期待できる場合があります。


Q. ローイングマシンは何分やれば効果がありますか?

A. 体力に応じて時間を調整します。初心者の方は10分から始め、少し息が上がる程度(中強度:3~5.9METs)を目安に、徐々に時間を延ばしていくことをおすすめします。

正しいフォームで行えば、短時間でも取り組みやすくなります。重要なのは時間よりも動作の質です。無理のないテンポを維持し、一つ一つの動作を丁寧に行うことで、15分でも十分に取り組めます。週3回以上の継続により、2-3週間で体力の変化を感じる方もいます。


Q. 有酸素マシンと筋トレ、どちらを先にすべき?

A. 順番は目的や体力で選びます。諸説ありますが、ダイエット目的の場合、筋トレを先に行うという考え方もあります。

具体的な順序としては、5分程度のウォーミングアップ後、20-30分の筋トレを行い、その後20-30分の有酸素運動を行うという流れもあります。ただし、体力向上が目的の場合は、有酸素運動を先に行っても問題ありません。


Q. 膝が悪くても使えるマシンはありますか?

A. クロストレーナーとバイクは、適切に使用すれば膝への負担を抑えやすい器具です。医師に相談の上、痛みが出ない範囲で取り組むことをおすすめします。

クロストレーナーは足がペダルから離れないため、着地の衝撃がありません。滑らかな楕円運動により、膝への負担を抑えながら運動に取り組めます。バイクも座った状態で運動するため、体重による膝への負荷がかからず、安全にトレーニングできます。使用時は軽い負荷から始め、痛みを感じない範囲で運動することが大切です。

まとめ:クロストレーナーとローイングマシンをうまく使いこなそう

ジムの有酸素マシンは、それぞれに特徴があり、目的に応じて使い分けることで取り組みやすくなります。クロストレーナーは全身運動と関節への優しさ、ローイングマシンは筋力と有酸素の要素を併せ持つトレーニングを可能にする場合があります。

正しい使い方をマスターし、継続的にトレーニングを行うことで、理想に近づけるケースもあります。また、専門的な指導を受けたい方は、パーソナルトレーニングジムの利用も検討してみてください。プロのトレーナーによる個別指導により、より目標に合わせて進めやすくなるでしょう。

 

トレーニングや食事管理の効果には個人差があります。本記事は医療行為や医療上の効果を保証するものではありません。
 

RESERVATION ご予約はこちらから

ー 無料体験実施中 ー

※無理な勧誘は一切ございません