2025.09.30
「ジムに通い始めたけれど、どんなメニューから始めればいいのか分からない」「運動の順番はどう組み立てればいいの?」といった疑問を持つ方は少なくありません。
この記事では、ジムで取り入れやすいトレーニングメニューとその順番について紹介します。運動初心者でも無理なく始めやすい方法を中心にまとめていますので、参考にしてみてください。正しい知識を身につけることで、自分に合った運動習慣を続けやすくなります。
目次
ジムでの運動をダイエット目的で取り入れる際には、「週2~3回の頻度」「準備運動 → 筋トレ → 有酸素運動 → ストレッチの流れ」「減量は適切なペースを意識する」といった点が、一般的な目安として紹介されることが多いです。
これらを意識すると、無理な負担をかけずに取り組みやすくなります。「毎日通わなければならない」「極端な食事制限が必要」といった誤解にとらわれず、自分の生活リズムに合わせて続けやすい形で進めることが大切です。
まずは基本的な考え方を理解し、自分に合ったペースでジムトレーニングを習慣にしていきましょう。
運動を取り入れる順番と組み合わせの一例
ジムでのトレーニングは、以下のような順番で行う方法が一般的に紹介されています。
トレーニング内容 | 所要時間目安 | 目的・ポイント |
準備運動(ストレッチ) | 約10分 | 血流を促し、ケガ予防や可動域を広げることにつながる |
無酸素運動(筋トレ) | 20~30分 | 筋肉を大きく動かし、全身を使う運動として取り入れやすい |
有酸素運動 | 20~30分 | 心拍数を上げて持久力や心肺機能の向上に役立つとされる |
クールダウン(ストレッチ) | 約10分 | 運動後に体を落ち着かせ、リカバリーを意識する |
この順番が取り入れられる理由としては、まず筋トレを先に行うと体内で糖質が優先的に使われるため、その後の有酸素運動では脂質代謝に関わりやすいと考えられている点が挙げられます。また、高強度の筋トレ後には成長ホルモンの分泌が一時的に高まり、それが脂質代謝に影響するケースもあると考えられています。
ただし、こうした反応には個人差が大きく、すべての人に当てはまるわけではありません。さらに、筋トレを先に行うことで体力が残っている状態で正しいフォームを意識しやすくなるという利点もあります。疲労した状態で筋トレを行うと姿勢が崩れやすくなるため、安全面の観点からもこの順番が紹介されることが多いのです。
ジムに通う頻度は、週2~3回程度が目安として紹介されることが多いです。これは筋肉の「超回復」という仕組みに基づく考え方です。
筋トレによって傷ついた筋繊維は、48~72時間かけて修復されるとされており、この過程を「超回復」と呼びます。この期間に適切な休養を取ることで、次のトレーニングに備えやすくなると考えられています。
頻度ごとの特徴(一般的な例)
通う頻度 | メリット | デメリット | おすすめ度(目安) |
週1回 | 負担が少ない | 刺激が少なく、変化を感じにくい場合がある | △ |
週2~3回 | バランスが良く、継続しやすい | 特になし | ◎ |
週4回以上 | トレーニング量を増やせる | 疲労が残りやすくなる場合がある | ○ |
毎日 | 運動習慣がつきやすい | 筋肉の回復が追いつかない場合がある | × |
週1回では筋肉への刺激が少なく、変化を感じにくい傾向があります。逆に毎日通うと、筋肉の回復が十分に追いつかない可能性もあるため注意が必要です。週2~3回程度であれば、仕事やプライベートとの両立もしやすく、無理なく続けやすいペースとされています。
健康的な減量の目安として、1ヶ月に体重の5%以内に抑えることを意識すると良いでしょう。無理のないペースは、体重の2~3%程度を目安にするとよいとされています。
現在の体重 | 1ヶ月の減量目安(5%以内) | 無理のない減量ペース(2~3%程度) |
50kg | 2.5kg以内 | 約1.0~1.5kg |
60kg | 3.0kg以内 | 約1.2~1.8kg |
70kg | 3.5kg以内 | 約1.4~2.1kg |
80kg | 4.0kg以内 | 約1.6~2.4kg |
急激な減量には以下のようなリスクがあるとされています。
健康的に体重管理を進めるためには、急がずに少しずつ減量を続けることが大切です。体重の数字にとらわれすぎず、体調の変化や日常生活での動きやすさなども含めて、長期的な視点で見守ることを心がけましょう。
ジムでのトレーニングでは、脚・背中・胸といった大きな筋肉を優先的に動かす方法がフィットネス指導においてよく語られます。
筋肉は活動エネルギーを多く必要とする組織であり、筋肉量が多いほど日常的な消費エネルギー(基礎代謝量)に影響するとされています。特に下半身には全身の筋肉の約70%が集中している(個人差はあります)とされ、脚のトレーニングは効率よく全身を使える運動として取り入れやすいでしょう。
初心者の場合は軽い負荷から始めて少しずつ重量を調整していく方法が推奨されることが多いです。過度な負荷を避け、自分の体調やペースに合わせて無理なく取り組むことが大切です。
下半身には大きな筋肉が集まっており、全身をしっかり動かせるトレーニングとしてよく取り入れられます。ここでは代表的な3種目を紹介します。
各種目の間は1~2分の休憩をとり、呼吸を整えてから次に進みましょう。最初は軽い重量で始めて正しいフォームを身につけることが、安全にトレーニングを続けるための基本です。
上半身のトレーニングは、姿勢改善や全身のバランスを整える目的で取り入れられることが多いです。ここでは代表的な3種目を紹介します。
「筋トレをすると筋肉が太くなるのでは」と心配する方もいますが、一般的に健康づくりやダイエット目的で行われる中程度の負荷(最大筋力の60~70%程度)の筋トレは、筋肉を大きく肥大させるよりも、体を引き締めたり体力を維持したりする目的で活用されることが多いです。
筋肉を大きく発達させるには高重量を扱い、長期間にわたる集中的なトレーニングと栄養管理が必要であるため、通常のフィットネス範囲で過度に発達する心配は少ないと考えられます。
体幹を鍛えることは、姿勢の安定や他の運動のサポートにつながるとされています。ここでは代表的な3種目を紹介します。
体幹トレーニングでは、正しい姿勢を保つことが最も重要です。鏡でフォームを確認したり、動画を撮影してチェックすると、動きの癖に気づきやすくなります。体幹が安定することで、他のトレーニングを行いやすくなると紹介されることもあります。
有酸素運動は、筋トレの後に行う方法がよく紹介されています。これは筋トレによって成長ホルモンが分泌され、一時的に脂質代謝に関わりやすい状態になるケースがあると考えられているためです。
運動の継続時間は無理のない範囲で20~30分程度を目安にすると良いでしょう。「きつすぎて続かない」よりも「やや楽に感じるが続けられる」程度の強度が推奨されることが多く、会話ができる程度が一つの目安とされています。
トレッドミルは、天候に左右されずに屋内で有酸素運動を行えるマシンです。初心者から中級者まで、目的や体力に合わせた使い方が可能です。
初心者に取り入れやすい方法:傾斜ウォーキング
中級者向けの方法:インターバル走
心拍数の目安
初めは無理をせず、自分の体力に合わせて取り組むことが大切です。慣れてきたら徐々に速度や傾斜を上げていくと、体力の向上を実感しやすくなります。
バイクとクロストレーナーは、膝や関節への負担が比較的少ない有酸素運動として、多くのジムで利用されています。
どちらのマシンも「ながら運動」がしやすいのが特徴です。好きな音楽を聴いたり動画を見たりしながら取り組むことで、時間が短く感じられる人もいます。運動を楽しみながら続けられる工夫を取り入れることが、長期的にジム通いを習慣化するポイントです。
ジムでのトレーニングを始める際、週3回程度の運動を目安にする方法が初心者に取り入れやすいとされています。以下はその一例です。
曜日 | トレーニング内容 | 所要時間の目安 |
月曜 | 下半身中心 + 有酸素運動 | 約60~70分 |
火曜 | 休息日 | - |
水曜 | 上半身中心 + 有酸素運動 | 約60~70分 |
木曜 | 休息日 | - |
金曜 | 全身トレーニング + 有酸素運動 | 約60~70分 |
土曜 | 休息日または軽い有酸素運動 | 約30分 |
日曜 | 休息日 | - |
各曜日の詳細メニュー例:
月曜日(下半身)
水曜日(上半身)
金曜日(全身)
休息日を設けることは、運動を長く続けるうえで大切な要素です。筋肉はトレーニングで負荷を受けたあとに回復する時間が必要とされており、この期間を「超回復」と呼ぶこともあります。休息と運動をバランスよく取り入れることで、次のトレーニングを安全に行いやすくなるでしょう。
自分のライフスタイルに合ったスケジュールを組むことは、継続しやすくするためのポイントです。
どのスタイルにもメリットがありますが、最も大切なのは自分の生活に無理なく合わせることです。続けやすいスケジュールを工夫することが、運動習慣を長く保つためのポイントになります。
ダイエット目的でジムで運動を行う際は、以下の5つのポイントがフィットネス指導でよく推奨されます。
1. 継続すること
継続は最も大切な要素とされています。体の変化を感じられるまでには個人差がありますが、まずは週2回程度から始め、慣れてきたら週3回へ増やしていく方法が取り入れやすいでしょう。
2. 正しいフォーム
フォームが崩れると、狙った部位に刺激が入りにくくなるだけでなく、ケガのリスクも高まります。最初はトレーナーに指導を受けたり、鏡を見ながら確認する習慣をつけることが推奨されます。
3. 適切な負荷設定
「楽すぎず、きつすぎず」が基本とされ、10~12回がギリギリ行える程度の重量を目安にする方法がよく用いられます。最初は軽めから始め、徐々に負荷を増やしていくのが一般的です。
4. 食事管理
「摂取カロリー < 消費カロリー」を意識しながら、タンパク質をしっかりとることが重要とされています。鶏肉や魚、大豆製品などを中心に、バランスの取れた食事を心がけましょう。極端な食事制限は体調不良やリバウンドのリスクにつながる場合があるため避けることが望ましいとされています。
5. 十分な休息
睡眠は体の回復に大きく関わります。睡眠不足は代謝や食欲に影響を与える可能性があるため、7~8時間程度の睡眠を目安に確保するとよいでしょう。
これらのポイントを意識することで、運動と食事の両面から取り組みやすくなります。焦らずに続けていくことが、長期的な体づくりにつながるとされています。
ジムでのダイエットについて寄せられる疑問の一例をまとめました。以下の内容は一般的な考え方として紹介されているものですので、参考としてご覧ください。
A. 健康的な減量の目安は、1ヶ月で体重の5%以内とされています(例:体重60kgなら3kg程度)。
ただし、体重の変化には大きな個人差があります。運動や食事管理の取り組み方によっては、月に1~3kg程度の減少がみられるケースもありますが、体脂肪率や見た目の変化を重視することも大切です。
急激な減量は筋肉量の低下やリバウンドのリスクにつながるとされているため、無理のない範囲で少しずつ進めることが望ましいとされています。最初の1ヶ月は体が運動に慣れる期間と考え、継続することで徐々に変化を感じやすくなるでしょう。
A. 一般的には「準備運動 → 筋トレ → 有酸素運動 → ストレッチ」という流れで行われることが多いです。準備運動で体を温めることでケガの予防につながり、筋トレは体力が残っているうちに正しいフォームで取り組めるため安全です。その後に有酸素運動を加えると、持久力や心肺機能の向上が期待できます。
加えて「筋トレ後の有酸素運動が脂質の利用に影響する可能性」に言及されるケースもありますが、効果には個人差があるため、順番にこだわりすぎず、自分にとって続けやすい流れを選ぶことが大切です。
A. 週2~3回程度の運動を続けること、正しいフォームでのトレーニング、そして食事管理の3つが大切とされています。
「継続すること」が最も重要であり、効果のあらわれ方には個人差がありますが、無理なく習慣化することがポイントです。
また、トレーニングだけでなく、食事や休養の影響も大きいとされており、よく「運動3割・食事と休養7割」と表現されることもあります。全体のバランスを意識することで、健康的に取り組みやすくなるでしょう。
ジムでのダイエットに取り組む際には、「正しい順番」「適切な頻度」「継続」の3つがポイントとされています。
本記事で紹介した「準備運動 → 筋トレ → 有酸素運動 → ストレッチ」という流れや、週2~3回のペースは一般的に参考にされる方法です。また、健康的な減量の目安としては1ヶ月で体重の5%未満に抑えることが推奨されています(例:体重60kgの方であれば約3kg程度)。
今日から始められる第一歩
大切なのは「完璧を求めすぎないこと」です。最初からすべてを実行できなくても構いません。少しずつ取り組むことで、運動を習慣にしやすくなります。長期的に継続することが、自分に合った変化につながっていくでしょう。
※トレーニングや食事管理の効果には個人差があります。本記事は医療行為や医療上の効果を保証するものではありません。
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