2025.09.30
「ジムに通ってもなかなか痩せない」「どのくらいの頻度で通えばいいの?」と悩む方は少なくありません。
ジムで運動を行い減量などを目指す場合、体の変化を感じ始めるまでには個人差がありますが、一般的には数か月程度を目安に取り組むことが多いとされています。体重や体脂肪の変化についても、早い人では1か月ほどで違いを感じるケースがある一方で、時間をかけて少しずつ変化が表れる人もいます。結論としては、週2~3回の頻度で筋トレと有酸素運動を組み合わせ、食事管理も並行して行うことで数ヶ月後には変化を感じやすくなるでしょう。
健康的な減量の目安は「1か月で体重の5%未満」とされており、例えば体重60kgの方であれば約3kg程度が上限の目安です。2か月で5~10kgといった大幅な減量に取り組む場合は、体への負担やリバウンドのリスクも考慮する必要があります。
目次
ダイエット目的でジムに通って効果がいつ現れるかは、多くの方が気になるポイントです。
筋トレなどの無酸素運動では、始めてから数週間~1か月ほどで「扱える重量が増えた」「動作が楽になった」といった体感の変化を感じる人がいます。これは主に神経と筋肉の連携が高まる「神経適応」によるものです。
見た目の変化が周囲からも分かるようになるには、個人差はありますが少なくとも2か月以上の継続が必要になるケースが多いといわれています。
また、効果の表れ方は年齢・性別・体質・運動経験・食生活などによって大きく異なります。そのため、「数か月継続することで徐々に変化を感じやすくなる」と捉えるのが安心です。
体重や体脂肪の変化は、1か月ほどで変化を感じる人もいるといわれています。これは、筋トレによる基礎代謝の変化や、有酸素運動を組み合わせることによる消費エネルギー増加が関係していると考えられています。
特に運動習慣がなかった方は、初期の変化を感じやすい場合があります。ただし、筋肉量が増えることで一時的に体重が増えることもあるため、体重だけでなく体脂肪率やウエストなどのサイズも合わせて確認することが推奨されています。
体のシルエットが変わったと周囲から気づかれるのは、2~3か月以降にあらわれるケースが多いとされています。脂肪の減少と筋肉量の変化が重なり、全体的な印象に違いが出てくるためです。
また、筋トレの効果を高めるには食事管理との組み合わせが重要とされており、栄養バランスを意識することが体の変化をサポートします。
ジムでのダイエットを続けやすくするために、以下の3つのポイントがよく紹介されています。
これらのポイントを意識することで、トレーニングや食事管理を習慣化しやすくなります。体の変化には個人差がありますが、自分のペースで続けることが長期的なダイエットのサポートにつながるでしょう。
ジムでのダイエットは、週2~3回程度を目安にするのが一般的とされています。これは筋肉の「超回復」という仕組みに基づく考え方です。
筋トレによって傷ついた筋繊維は、48~72時間かけて修復されるとされており、この過程を「超回復」と呼びます。この期間に適切な休養を取ることで、次のトレーニングに備えやすくなると考えられています。
毎日トレーニングを行う場合でも、全身を毎日鍛えるのではなく、部位を分けて取り組む方法がよく紹介されています。初心者向けの一例は以下の通りです。
曜日 | トレーニング内容 | 休息・活動 |
月曜日 | 上半身トレーニング + 有酸素運動20分 | - |
火曜日 | 休息日 | 軽いストレッチ |
水曜日 | 下半身トレーニング + 有酸素運動20分 | - |
木曜日 | 休息日 | 軽いウォーキング |
金曜日 | 全身トレーニング + 有酸素運動30分 | - |
土・日 | 休息日 | アクティブレスト |
上記のような形で、週2~3回のペースで運動を行うことによって筋肉の回復と次のトレーニングを両立しやすいとされています。
1回あたり60分以内が集中力を維持しやすく、体への負担を調整しやすいとされています。時間配分の一例は以下の通りです。
長時間になりすぎると疲労やケガのリスクが高まる場合もあるため、「短時間でも質を重視する」意識が大切です。
ダイエット目的でジムに通うにあたりよく言われるのが、頻度よりも継続のしやすさが大切という点です。ダイエットはすぐに効果が出るものではなく、長期的に取り組むことで変化を感じやすくなるものです。よって、続けやすい環境を選ぶことも重要なポイントになります。
継続のコツとしては:
週1回でも続ければ体を動かす習慣づけになります。自分のライフスタイルに合ったペースで、無理なく続けることが優先です。
ジムでの運動では「準備運動 → 筋トレ → 有酸素運動 → クールダウン」という流れがよく紹介されています。体を温めてケガのリスクを下げ、体力が残っているうちに筋トレに集中できるため、安全面でも取り入れやすい方法です。
また、一部の研究では筋トレ後に成長ホルモンの分泌が高まり、そのタイミングで有酸素運動を行うと脂質がエネルギーとして利用されやすい可能性があると報告されています。ただし、こうした反応には個人差があり、公的なガイドライン等で順番が明示されているわけではありません。自分が続けやすい方法を選ぶことが大切です。
初心者でも取り入れやすい基本的な筋トレ種目を3つ紹介します。器具を使わず自宅でも実践でき、ジムではマシンを活用してより安全に行うことも可能です。
メニュー名 | トレーニング部位 | やり方・ポイント | 回数・セット数目安 |
スクワット | 太もも・お尻・体幹 | 足を肩幅に開き、お尻を後ろに引きながら膝を曲げ、太ももが床と平行になるまで下げる。背中は丸めずに。 | 10~15回 × 3セット |
プッシュアップ(腕立て伏せ) | 胸・肩・二の腕 | 手を肩幅より少し広めに置き、体を一直線に保ちながら胸を床に近づけ、腕で押し上げる。 | 8~12回 × 3セット |
プランク | 体幹 | うつ伏せから肘とつま先で体を支え、頭からかかとまで一直線を保つ。お腹に力を入れてキープ。 | 30~60秒 × 3セット |
これらの基本メニューは、特別な器具がなくても実施できるため、自宅でも継続しやすいのが特徴です。ジムでは、これらの動きをマシンを使ってより効果的に行うことができます。回数・セット数は自身の運動習慣、筋力などに応じて調整しましょう。
筋トレのあとに有酸素運動を組み合わせる方法は、フィットネス分野等で「脂質をエネルギー源として使いやすい状態になる可能性がある」と説明されることがあります。
体は運動時に、主に糖質(筋肉や肝臓に蓄えられたグリコーゲン)と脂質(体脂肪や血中の脂肪酸)をエネルギー源として使っています。
強度が高い運動では短時間で大きなエネルギーが必要になるため、糖質の利用が優先されやすくなります。一方、強度が中程度であれば、脂質からのエネルギー供給の割合が高まりやすいと考えられています。脂質利用の割合が高い状態を維持することで、脂肪燃焼サポートにつながるケースが言われています。
このため有酸素運動を取り入れる際は、会話ができる程度の中強度で20分前後続けられるペースが目安とされます。無理のない範囲で継続できる強度を選ぶことが大切です。
有酸素運動の比較(30分あたりの目安)
運動種目 | 消費カロリー(体重70kgの場合) |
速歩 | 約105kcal |
軽いジョギング | 約185kcal |
ランニング | 約260kcal |
水泳 | 約255kcal |
※参考:厚生労働省「健康づくりのための運動指針2006」 24P
何から始めれば良いかわからない場合は、トレーニングの流れと時間配分の目安として以下を参考にしてみましょう。
上記の流れで行うことで、関節の可動域が広がって動作がスムーズになり、運動を安全かつ快適に行いやすくなるとされています。体を動かしやすい順番と時間配分を意識することは、ケガのリスクを減らし、トレーニングの継続をサポートする要素になります。
ダイエットを続けるには、運動とあわせて食事管理を意識することが大切です。特に、極端な食事制限は推奨されていません。炭水化物を大幅に減らすとエネルギー不足となり、運動のパフォーマンスや体づくりに影響する可能性があるため、必要な栄養素をバランスよく摂ることが紹介されています。
基本的な考え方は「3食しっかり食べる」こと。欠食せずに栄養を分散させることで、無理なく続けやすくなるとされています。
ダイエットを目的としたトレーニング中の栄養バランスとして、高タンパク・中炭水化物・低脂質を意識する方法がよく紹介されています。
栄養素 | 1日の摂取目安(例) | 食材例 | 役割の一例 |
タンパク質 | 体重×1.5~2g | 鶏胸肉、魚、卵、大豆製品 | 筋肉の材料、満腹感の維持に寄与 |
炭水化物 | 体重×3~4g | 玄米、オートミール、さつまいも | エネルギー源、運動後の回復サポート |
脂質 | 体重×0.8~1g | オリーブオイル、ナッツ、アボカド | ホルモン生成、ビタミンの吸収に関与 |
※数値は一例であり、性別・年齢・活動量によって変わります。
トレーニング前後は、以下のようなポイントを意識するとよいとされています。
ダイエットを目的に、極端な食事制限を試みる方もいますが、継続が難しく、さまざまなデメリットが指摘されています。
無理な制限ではなく、長く続けられる習慣を作ることが大切です。たとえば「腹八分目(8割ルール)」を意識し、週に1~2回は好きなものを食べる日をつくることで、ストレスを溜めにくくなります。
一時的な制限ではなく、生涯続けられる健康的な食習慣を意識することが、リバウンドを防ぐためのポイントになるでしょう。
ダイエットのためにジム通いを検討している方から寄せられる、よくある質問にお答えします。
A. 一般的には、運動と食事の管理をあわせて行うことで、2~3ヶ月程度で変化を感じる人が多いとされています。1ヶ月での減量幅は体重の5%以内が健康的とされ、体重70kgの方なら約2~3kgが目安です。
ただし、開始時の体重、食事内容、トレーニング頻度や強度、年齢や基礎代謝などにより個人差が大きいため、数値だけにとらわれず、体脂肪率や体調の変化も参考にしましょう。
A. 朝は交感神経が働き始める時間帯で、活動モードに入りやすいため、1日を活動的に過ごしやすいといわれています。夜は体温が高く怪我のリスクが少ない点や、ストレス解消につながる点がメリットです。
朝のメリット
夜のメリット
どちらが効果的かは一概に言えないため、継続しやすい時間帯を選ぶことが大切です。
A. 週3回の頻度は、無理なく継続しやすい目安の一つです。筋トレと有酸素運動を組み合わせ、食事管理や睡眠をあわせて意識することで、体の変化を感じやすくなるとされています。
効果的にするポイント
A. 変化を感じるタイミングには個人差があります。食事内容や運動の頻度・強度、生活習慣によっても大きく異なるため一概には言えませんが、以下のように感じる方もいます。
変化の一例
3ヶ月ほど続けても思うような変化を感じられない場合は、トレーニング内容や食事バランスを見直すことが有効です。必要に応じて専門家に相談すると安心です。
ダイエット目的でのジム通いは、基本を押さえて取り組むことで、体の変化を実感しやすくなるとされています。重要なポイントを整理すると、以下の通りです。
特に初心者の方は、最初から完璧を目指すのではなく、基本的なトレーニングの流れと食事管理を意識することから始めるのがおすすめです。少しずつ正しい方法を身につけていくことで、効率的かつ安全に続けやすくなります。継続することこそが、ジムでのダイエットを成功に近づける大切なポイントです。
※トレーニングや食事管理の効果には個人差があります。本記事は医療行為や医療上の効果を保証するものではありません。
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