2025.10.09
ジムに通い始めようと思っても、「週に何回通えばいいのか」「どれくらいの頻度が適切なのか」と悩む方は多いのではないでしょうか。仕事や家事で忙しい中、無理なく続けられる頻度を見つけることは、運動習慣を身につける上で大切なポイントです。
本記事では、ジムに通う適切な頻度について、初心者から運動経験者まで、それぞれの状況に応じた目安をご紹介します。また、無理なく継続するためのコツや、頻度よりも大切にしたいポイントについても解説していきます。自分に合ったペースを見つけて、健康的な運動習慣を始めていきましょう。
ジムに通い始める初心者の方は、まずは週2~3回のペースから始めることをおすすめします。
最初から毎日通おうとすると、体への負担が大きくなりすぎる可能性があります。筋肉は運動による刺激を受けた後、休息期間を経て成長します。週2~3回というペースは、運動と休息のバランスが取りやすく、体が運動に慣れていない初心者にとって適切な頻度といえるでしょう。
また、週2~3回という頻度は、生活リズムに組み込みやすいというメリットもあります。例えば、月・水・金曜日や、火・木・土曜日など、曜日を決めて通うことで習慣化しやすくなります。無理のない頻度から始めることで、「ジムに行く」ということ自体を日常の一部として定着させやすくなるのです。
すでに運動習慣があり、体力に自信がある方は、週3~4回のペースでジムに通うことも検討できます。
週3~4回の頻度であれば、より多様なトレーニングメニューに取り組むことができます。例えば、上半身の日、下半身の日、体幹の日といった具合に、日によって鍛える部位を変えることで、各部位に十分な回復期間を設けながら、効率的にトレーニングを行うことが可能です。
ただし、頻度を増やす際は、体の状態に注意を払うことが大切です。疲労感が抜けない、関節に痛みを感じるなどの症状がある場合は、無理をせず休息日を設けるようにしましょう。
ジムに通う頻度は、「どんな目的で通うか」や「どんな生活リズムを維持できるか」によって異なります。大切なのは、理想の頻度を守ることよりも、無理なく続けられる習慣をつくることです。
以下はあくまで目安として、自分の目的に合ったペースを検討してみてください。
目的 | 頻度の目安 | トレーニング内容の一例 |
健康維持・運動習慣づくり | 週2~3回 | ウォーキングや軽い有酸素運動+自重トレーニング(スクワット・プランクなど) |
体力・基礎筋力の向上 | 週3~4回 | 有酸素運動30分+全身をバランスよく鍛える筋トレ |
ボディメイク・本格的なトレーニング | 週4~5回 | 部位別トレーニング(上半身・下半身など)+有酸素運動 |
どの目的でも共通して大切なのは、継続と回復のバランスです。トレーニングをしない日も、体を休ませたりストレッチを行うことで、より快適に運動を続けられるようになります。
「週2回では少ないのでは?」と感じる方もいるかもしれません。しかし、週2回のジム通いでも、無理のないペースで継続できることに大きな意味があります。
定期的に体を動かすことで、体力の維持や気分転換につながる人もいます。重要なのは、頻度よりも続けやすいリズムをつくることです。
週2回というペースは、忙しい日常の中でも取り入れやすく、運動を習慣化しやすい点がメリットです。まずは「週2回を続けること」を目標に、体調や生活リズムに合わせて少しずつ取り組んでみましょう。
週2回のジム通いで効率的に体を動かすためには、全身をバランスよくトレーニングすることが大切です。1回のトレーニングで全身を動かすメニューを組むことで、週2回でも運動量を確保できます。
例えば、以下のようなメニュー構成がおすすめです:
1日目:上半身中心+有酸素運動
2日目:下半身中心+体幹
国は、健康づくりにおいて以下の運動目安を推奨しています。
息が軽く弾み汗をかく程度の運動を週60分以上行うことを推奨しており、週2回のトレーニングでもこの基準を満たすことができます。
※参考:厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド 2023」
毎日ジムに通えば変化が早いと思う方もいるかもしれませんが、休息日を設けることはトレーニングの一部と考えてもいいかもしれません。筋肉は、トレーニングによって微細な損傷を受けた後、休息期間中に修復され、より強くなっていきます。この過程を「超回復」と呼びます。
この超回復を経て筋肉は育っていくので、休息日を念頭に置いた「週2~3日」が推奨されています。
オーバートレーニングは、以下のような症状を引き起こす可能性があります:
特に初心者の方は、体がトレーニングのストレスに慣れていないため、十分な休息を取ることが大切です。週に2~3日は休養日を設け、体をしっかりと回復させましょう。
運動が習慣化してきて「毎日体を動かしたい」と感じる場合は、強度や内容を調整することで、毎日運動することも可能です。ポイントは、同じ部位や同じ強度のトレーニングを連続して行わないことです。
例えば、以下のようなスケジュールで運動の種類を変えることができます:
上記はあくまで一例ですが、筋トレの日と有酸素運動の日を交互に設定したり、強度の高い運動と軽めの運動を組み合わせたりすることで、体への負担を分散しやすくなります。有酸素運動は比較的毎日取り入れやすい一方で、筋トレは同じ部位を連続して行うのではなく、間隔をあけながら続ける方法が良いでしょう。
ジムに通い始める際は、最初から高い目標を設定するのではなく、まずは週1~2回という無理のないペースから始めることをおすすめします。「週1回では少なすぎるのでは?」と思うかもしれませんが、何もしないよりも前進しています。
スモールスタートには以下のようなメリットがあります:
最初の1~2ヶ月は週1~2回のペースで通い、体が慣れてきたら週2~3回に増やすという段階的なアプローチが、長期的な継続につながります。大切なのは、自分にとって無理のないペースを見つけることです。
ジムに通う頻度を決める際は、自分のライフスタイルを考慮することが重要です。仕事の忙しさ、家族との時間、その他の趣味や活動とのバランスを考えて、現実的に継続できる頻度を設定しましょう。
頻度を決める際のチェックポイント:
仕事のスケジュール
家族との時間
体調管理
例えば、平日は仕事で忙しい方は土日を中心に通う、朝型の方は出勤前の時間を活用する、など自分の生活リズムに合わせて工夫することで、無理なく続けられます。
ジム通いを継続するためには、いくつかの工夫を取り入れることが効果的です。以下の方法を参考に、自分に合った継続のコツを見つけてみてください。
運動は頻度も大切ですが、一番皆さんが叶えたいのは個々の目標達成ではないでしょうか。減量したい、筋肉をつけたい、健康を維持したいといった目的を達成するためには必ずしも頻度が大切ではないことも。どのようなポイントを大切にすべきか解説します。
ジムに通う上で最も大切なのは、頻度よりも継続性です。週5回通っても1ヶ月で辞めてしまうより、週1~2回でも1年間続ける方が、はるかに大きな成果を得られます。
長期的な視点で考えると、運動は生涯を通じて続けていくものです。一時的に頑張りすぎて燃え尽きてしまうよりも、無理のないペースで長く続けることの方が、健康維持や体力向上につながります。
習慣化のメカニズムを理解することも大切です。新しい習慣が定着するまでには、一般的に2~3ヶ月かかると言われています。この期間は、完璧を求めずに「とにかく続ける」ことを目標にしましょう。休んでしまった日があっても自分を責めず、次の予定日には必ず行くという気持ちで取り組むことが大切です。
継続のためのマインドセット:
週に何回通うかよりも、正しいフォームでトレーニングを行うことの方が重要です。間違ったフォームでは、どんなに頻繁に通っても効果が得られないばかりか、ケガのリスクが高まります。
正しいフォームを身につけるためのポイント:
トレーニングの効果を高めやすくするためには、運動だけでなく、栄養と睡眠も重要な要素です。これらはトレーニングの「三本柱」と呼ばれ、どれか一つが欠けても十分な効果は得られません。
栄養面のポイント:
トレーニング後は、タンパク質を中心とした食事を心がけましょう。筋肉の修復と成長にはタンパク質が不可欠です。体重1kgあたり1.2~1.5g程度のタンパク質摂取を目安にすると良いでしょう。
また、炭水化物も適度に摂取することが大切です。トレーニングのエネルギー源となるため、極端な糖質制限は避け、バランスの良い食事を心がけましょう。水分補給も忘れずに、トレーニング中はこまめに水を飲むようにしてください。
睡眠の重要性:
睡眠中に成長に関わる物質が分泌され、筋肉の修復と成長が促進されます。できれば7~8時間の睡眠を確保したいところです。睡眠不足の状態でトレーニングを行っても、十分な効果は得られません。
質の良い睡眠のために:
A. 滞在時間は、行う内容や目的によって異なります。
筋力トレーニングと有酸素運動の両方を行う場合は、1回あたり30~90分程度を目安にすると良いでしょう。
滞在時間の例:
長時間行えば良いというわけではありません。集中して取り組める範囲で、目的に沿ったトレーニングを行うことが大切です。短時間でも内容を明確にして取り組む方が、習慣化しやすい場合もあります。
A. 筋肉痛の程度によって判断しましょう。
軽い筋肉痛であれば、ストレッチや軽い有酸素運動などで体を動かすと、血流が促されて楽になることもあります。
ただし、次のような場合は無理をせず休息をとることをおすすめします。
筋肉痛のある部位を避けて、他の部位を中心にトレーニングするという方法もあります。
たとえば脚に筋肉痛がある日は、上半身を中心に行うなど、体調に合わせて調整しましょう。
有酸素運動だけでも、運動習慣を身につけるという点では十分に意味があります。ウォーキングやサイクリング、ジョギングなどの有酸素運動は、体を動かすきっかけとして取り入れやすく、継続しやすいのが特徴です。
一方で、目的によっては筋力トレーニングを組み合わせることも有効です。例えば、姿勢を保ちたい、代謝を維持したい、日常動作を楽にしたいといった場合は、筋肉を使うトレーニングを加えることで体の安定性を高めやすくなります。
運動に慣れてきたら、週2~3回のトレーニングの中で両方を組み合わせるのも一つの方法です。
例えば「筋トレ30分+有酸素運動20分」といったバランスで取り入れると、無理なく継続しやすいでしょう。
ジムに通う適切な頻度は、個人の体力レベルや目的、ライフスタイルによって異なります。初心者の方は週2~3回から始め、体力がついてきたら徐々に頻度を増やしていくのが良いでしょう。
大切なのは、完璧を求めすぎず、自分に合った無理のないペースを見つけることです。週2回のトレーニングでも、正しいフォームを意識して続けることで、少しずつ変化を感じられることがあります。さらに、栄養や睡眠に気を配ることも、より良い体づくりを後押ししてくれます。
まずは小さな一歩から始めて、徐々に習慣化していきましょう。体調を見ながら無理のない範囲で調整し、楽しみながら続けることが、長期的な健康維持につながります。自分のペースで、健康的な運動習慣を身につけていってください。
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