2025.10.10
ジムに通い始めたいけれど、どんな服装で行けばいいのか迷っていませんか。初めてのジムでは、周りの人がどんな格好をしているのか、自分の服装が場違いではないかと不安になることもあるでしょう。
実は、ジムでの服装選びにそれほど難しいルールはありません。動きやすく、汗を吸収・発散しやすい素材のウェアを選べば、基本的には問題ありません。ただし、快適にトレーニングを続けるためには、いくつかのポイントを押さえておくとよいでしょう。
本記事では、女性がジムで着用するウェアの基本から、季節やトレーニング内容に応じた服装選び、初心者が陥りやすい失敗を避けるための注意点まで、幅広く解説します。これからジムデビューを考えている方も、すでに通い始めているけれど服装に悩んでいる方も、ぜひ参考にしてください。
ジムで快適にトレーニングするためには、機能性を重視したウェア選びが大切です。まずは基本となるアイテムから確認していきましょう。
トップス選びで重要なのは、動きやすさと汗の処理です。スポーツブラは、胸の揺れを抑えて運動時の不快感を軽減する役割があります。特に有酸素運動を行う場合は、サポート力のあるものを選ぶとよいでしょう。
スポーツブラの上に着用するTシャツやタンクトップは、吸汗速乾性のある素材がおすすめです。ポリエステル素材は汗を素早く吸収し、外側に発散させる特性があります。一方、コットン100%の素材は肌触りは良いものの、汗を吸収すると重くなりやすく、乾きにくいという特徴があります。
タンクトップは腕の可動域が広く、筋力トレーニング時に動きやすいというメリットがあります。Tシャツは二の腕をカバーできるため、露出を控えたい方に適しています。どちらを選ぶかは、個人の好みと行うトレーニング内容によって決めるとよいでしょう。
サイズ選びも重要なポイントです。あまりにもぴったりしすぎると動きにくく、逆に大きすぎると機器に引っかかる可能性があります。試着時には腕を上げたり、前屈したりして、動きやすさを確認することをおすすめします。
ボトムスは、レギンス、ショートパンツ、ハーフパンツ、ロングパンツの4つが主な選択肢となります。それぞれに特徴があり、トレーニング内容や個人の好みによって使い分けることができます。
レギンスは多くの女性に選ばれているアイテムです。脚のラインにフィットし、動きやすさと適度なサポート力を提供します。スクワットなどの下半身トレーニングでも、動きを妨げることなく快適に行えます。ただし、素材が薄すぎると透けてしまう可能性があるため、購入時には生地の厚さを確認しましょう。
ショートパンツは通気性が良く、暑い季節や激しい運動時に適しています。レギンスの上に重ね着することで、露出を抑えながら動きやすさを確保することもできます。この組み合わせは、多くの女性に人気のスタイルです。
ハーフパンツは、膝上から膝下までの丈があり、適度な露出で動きやすさを確保できます。レギンスよりもゆったりとした着心地を好む方や、男女兼用のジムエリアで露出を控えたい方に選ばれています。
ロングパンツは、足全体をカバーできるため、季節や環境を問わず活躍する万能アイテムです。冷房の効いた室内や冬場のトレーニングでも体を冷やしにくく、ウォーミングアップからクールダウンまで快適に過ごせます。素材によって印象が大きく変わり、伸縮性の高いタイプなら動きやすく、軽量素材のものは通気性に優れています。シルエットは細身からワイドまでさまざまで、動きやすさを重視するならストレッチ性のあるテーパードタイプがおすすめです。
ウエスト部分は、運動中にずり落ちないよう、適度なフィット感があるものを選びましょう。ドローコード付きのものなら、自分の体型に合わせて調節できるため便利です。
必須アイテムと小物
アイテム | 重要度 | 選び方のポイント | 価格帯の目安 |
シューズ | 必須 | クッション性と安定性のバランス | 5,000円~15,000円 |
タオル | 必須 | 吸水性の高い素材、持ち運びやすいサイズ | 1,000円~3,000円 |
ドリンクボトル | 推奨 | 密閉性が高く、持ちやすい形状 | 1,000円~3,000円 |
ヘアゴム | 推奨 | 髪が長い場合は必須、予備も用意 | 100円~500円 |
シューズは、ジムでのトレーニングに欠かせないアイテムです。ランニングシューズとトレーニングシューズでは、設計思想が異なります。ランニングシューズは前方への推進力を重視した作りになっているのに対し、トレーニングシューズは横方向の動きや安定性を重視しています。複数の運動を行う場合は、オールラウンドに使えるクロストレーニング用のシューズがおすすめです。
タオルは、汗を拭くだけでなく、マシンを使用した後の清掃にも使います。多くのジムでは、衛生面への配慮から、マシン使用後にタオルで拭くことがマナーとされています。汗をかきやすい方は、複数枚持参することも検討しましょう。
季節によって、ジムまでの移動時とトレーニング中の服装を使い分ける必要があります。快適にトレーニングを続けるために、季節ごとの工夫を見ていきましょう。
春から夏にかけては、気温と湿度が上昇し、汗をかきやすくなります。この時期のウェア選びでは、通気性と速乾性を重視することが大切です。
メッシュ素材を部分的に使用したウェアは、通気性を確保しながら適度なサポート力も提供します。背中や脇の部分にメッシュが配置されているデザインは、熱がこもりやすい部分を効率的に冷却できます。また、抗菌防臭加工が施されたウェアを選ぶと、汗のにおいを気にすることなくトレーニングに集中できます。
色選びも重要なポイントです。白や薄い色のウェアは涼しげに見えますが、汗ジミが目立ちやすいという特徴があります。グレーや黒などの濃い色、または柄物を選ぶと、汗ジミを目立たせずに済みます。
夏場は特に水分補給が重要になります。運動時には15~30分ごとにコップ1杯程度の水分補給が推奨されています。冷たすぎる飲み物は胃腸に負担をかける可能性があるため、常温から少し冷たい程度の温度が適しています。
秋から冬にかけては、ジムまでの移動時の防寒と、トレーニング中の体温調節が課題となります。重ね着を上手に活用することで、快適な環境を作ることができます。
ジムに到着するまでは、パーカーやジャージの上下を着用し、体を冷やさないようにします。トレーニング開始時は長袖のインナーを着用し、体が温まってきたら脱ぐという方法が一般的です。速乾性のあるインナーを選べば、汗をかいても不快感を軽減できます。
冬場でも、トレーニング中は意外と汗をかきます。そのため、重ね着する場合も、各層で吸汗速乾性のある素材を選ぶことが大切です。綿素材のパーカーは、汗を吸うと重くなり乾きにくいため、運動用に作られた素材のものを選ぶとよいでしょう。
足元の冷え対策として、レッグウォーマーを活用する方法もあります。ウォーミングアップ時に着用し、体が温まったら外すことで、効率的に体温調節ができます。ただし、マシンを使用する際は、可動部に巻き込まれないよう注意が必要です。
トレーニングの種類によって、適した服装は異なります。それぞれの運動の特性を理解し、最適なウェアを選びましょう。
ランニングマシンやバイクなどの有酸素運動では、大量の汗をかくことが予想されます。吸汗速乾性の高い素材のウェアが必須となります。
トップスは、体にフィットしすぎず、適度にゆとりのあるサイズを選ぶと、空気の流れを確保できます。ランニングの場合、腕の振りを妨げないよう、袖周りに余裕のあるデザインがおすすめです。タンクトップやノースリーブを選ぶ場合は、脇の部分が大きく開きすぎていないものを選びましょう。
ボトムスは、脚の動きを妨げない伸縮性のある素材が適しています。ランニング用のショートパンツには、インナー付きのものもあり、一枚で着用できて便利です。バイクを使用する場合は、サドルとの摩擦を考慮し、縫い目の少ないデザインのレギンスやパンツを選ぶとよいでしょう。
長時間の有酸素運動を行う場合は、摩擦による肌トラブルを防ぐため、縫い目がフラットになっているウェアや、肌に優しい素材を選ぶことも大切です。特に内ももや脇の下など、擦れやすい部分には注意を払いましょう。
筋力トレーニングでは、マシンやフリーウェイトを使用するため、安全性を考慮したウェア選びが重要です。
トップスは、動きやすさを確保しながらも、だぶつきすぎないものを選びます。特にベンチプレスなどの仰向けで行う種目では、裾が上がってしまわないよう、適度な長さのあるものが適しています。また、肩や腕の可動域を確保するため、ストレッチ性のある素材がおすすめです。
ボトムスについては、スクワットやランジなどの下半身種目を考慮し、股関節の動きを妨げない伸縮性のあるものを選びましょう。レギンスタイプは、バーベルを使用する際にすねを保護する役割も果たします。ただし、デッドリフトなどでバーが脚に沿って動く種目では、厚手すぎる素材は動作の妨げになることもあります。
フリーウェイトエリアを使用する際は、ベルトやアクセサリーなど、器具に引っかかる可能性のあるものは外しておきましょう。また、グローブを使用する場合は、グリップ力を確保できるものを選び、定期的に洗濯して衛生的に保つことが大切です。
ヨガやストレッチクラスでは、大きな動きや逆転のポーズなども行うため、体の動きについてくる伸縮性と、適度なフィット感のあるウェアが求められます。
トップスは、前屈や逆転のポーズでもめくれ上がらないよう、体にフィットするタイプがおすすめです。ただし、締め付けが強すぎると呼吸を妨げる可能性があるため、適度な伸縮性のあるものを選びましょう。ブラトップタイプなら、一枚で着用でき、どんなポーズでも安心です。
ボトムスは、開脚や前屈などの動きを考慮し、十分な伸縮性のあるレギンスが適しています。ウエスト部分は、お腹を圧迫しないよう、幅広のゴムバンドタイプがおすすめです。ゆったりとしたヨガパンツを選ぶ場合は、裾が邪魔にならないよう、足首で絞れるデザインのものを選ぶとよいでしょう。
素材は、肌触りの良いものを選ぶと、リラックスしてクラスに参加できます。また、ヨガでは裸足で行うことが多いため、足元の冷え対策として、移動時用の靴下やレッグウォーマーを用意しておくと便利です。
ジム初心者が陥りやすい服装の失敗を避けるため、機能面とマナー面の両方から注意点を確認しておきましょう。
安全にトレーニングを行うために避けるべき服装があります。まず、ジーンズやチノパンなどの日常着は、伸縮性が無いために動きにくいだけでなく、金具がマシンを傷つける可能性があるため適していません。
靴については、サンダルやクロックスなどは危険です。重りを落とした際の怪我のリスクや、ランニングマシンでの事故の可能性があります。また、厚底のファッションスニーカーは、バランスを崩しやすく、筋力トレーニングには不向きです。
アクセサリー類も注意が必要です。ネックレスやブレスレットは、マシンに引っかかる危険があります。指輪は、バーベルなどを握る際に食い込んで痛みを感じることもあります。ピアスも、大ぶりなものは避け、スポーツ用の小さなものにとどめましょう。
髪が長い場合は、必ず結んでおきましょう。マシンに巻き込まれる危険があるだけでなく、視界を遮って危険な場合もあります。ヘアゴムは切れることもあるため、予備を持参することをおすすめします。
ジムは共用施設であるため、他の利用者への配慮が必要です。露出度については、施設によってルールが異なりますが、一般的には過度な露出は避けるべきとされています。
スポーツブラのみでのトレーニングは、施設によっては認められていない場合があります。事前に確認するか、薄手のTシャツを羽織るなどの配慮をしましょう。また、透けやすい素材のウェアを着用する場合は、下着の色や柄が透けないよう注意が必要です。
香水や柔軟剤の香りについても配慮しましょう。密閉された空間で運動すると、香りが強く感じられることがあります。無香料または微香性の製品を使用することで、周囲への配慮ができます。
汗をかいたウェアで長時間マシンを占有することも避けましょう。タオルでマシンを拭くことはもちろん、大量に汗をかいた場合は、着替えを持参して清潔な状態を保つことも大切です。
ジムウェアは、価格帯によって品質や機能性が異なります。予算に応じた賢い選び方を見ていきましょう。
ジムを始めるにあたって、最初に揃えるべきアイテムを整理しました。
アイテム | 必要数 | 予算の目安 | 選び方のポイント |
スポーツブラ | 2~3枚 | 2,000~4,000円/枚 | サポート力と快適性のバランス |
トレーニングシューズ | 1足 | 5,000~10,000円 | 用途に合わせた機能性 |
レギンスまたはパンツ | 2~3枚 | 2,000~5,000円/枚 | 動きやすさと透けにくさ |
Tシャツ・タンクトップ | 3~4枚 | 1,500~3,000円/枚 | 吸汗速乾性のある素材 |
タオル | 2~3枚 | 1,000~2,000円/枚 | 吸水性とサイズ |
最初は最低限のアイテムから始め、トレーニングを続ける中で必要に応じて買い足していく方法がおすすめです。高価なブランド品でなくても、機能性を重視して選べば、快適にトレーニングできます。
スポーツ用品店のプライベートブランドやファストファッションのスポーツラインは、手頃な価格で基本的な機能を備えたウェアを提供しています。初心者のうちは、これらを活用して複数枚揃え、洗い替えを確保することを優先しましょう。
セット購入も検討する価値があります。上下セットやスターターキットとして販売されているものは、個別に購入するよりも割安になることがあります。ただし、サイズが合わない場合もあるため、可能であれば試着してから購入することをおすすめします。
ジム通いが習慣化してきたら、ウェアの質を段階的に向上させていくことを検討しましょう。使用頻度の高いアイテムから、より機能性の高いものに買い替えていくと、トレーニングの快適性が向上します。
ウェアの買い替えタイミングは、生地の伸びや毛玉、色あせなどが目立ってきた時です。特にレギンスは、生地が薄くなって透けやすくなることがあるため、定期的にチェックしましょう。一般的に、週2~3回の使用で半年から1年程度が買い替えの目安となります。
季節の変わり目のセールを活用すると、質の良いウェアを手頃な価格で入手できます。特に、秋口の夏物セールや、春先の冬物セールは狙い目です。ただし、サイズや色の選択肢が限られることもあるため、基本アイテムは定価でも必要な時に購入することも大切です。
ブランド品を購入する場合は、アウトレットやオンラインセールを活用する方法もあります。型落ち品でも機能性に大きな差はないことが多く、コストパフォーマンスの良い買い物ができます。メールマガジンに登録しておくと、セール情報をいち早く入手できます。
ジムウェアに関してよく寄せられる質問にお答えします。
A. 初日は、動きやすい服装であれば特別なウェアでなくても構いません。Tシャツとジャージやスウェットパンツ、運動靴があれば十分です。ただし、ジーンズや革靴などは避けましょう。初回は施設見学やカウンセリングが中心になることも多いため、まずは雰囲気を確認してから本格的なウェアを揃えても遅くありません。
A. 動きやすく、安全性に問題がない服装であれば、普段着でも構いません。ただし、汗を大量にかくことを考えると、吸汗速乾性のあるスポーツウェアの方が快適です。また、普段着を着用し続けると、汗のにおいが染み付いてしまうこともあるため、できれば運動専用のウェアを用意することをおすすめします。
A. 通う頻度によりますが、週2~3回通う場合は、各アイテム3着程度あると便利です。洗濯のローテーションを考慮し、常に清潔なウェアを着用できるようにしましょう。最初は2着から始めて、必要に応じて買い足していく方法もあります。
A. 使用後は毎回洗濯することが理想的です。汗や皮脂が付着したままにしておくと、においの原因になったり、生地が傷みやすくなったりします。すぐに洗濯できない場合は、風通しの良い場所で乾燥させてから洗濯カゴに入れましょう。柔軟剤の使用は、吸汗性を低下させることがあるため、スポーツウェア用の洗剤を使用することをおすすめします。
ジムでの服装選びは、快適にトレーニングを続けるための重要な要素です。機能性を重視しながら、自分の好みやトレーニング内容に合わせてウェアを選ぶことで、モチベーションの維持にもつながります。
初心者の方は、まず基本的なアイテムから揃え、徐々に自分に合ったスタイルを見つけていくとよいでしょう。高価なブランド品である必要はなく、動きやすく、汗を適切に処理できる素材のウェアを選べば十分です。
安全性とマナーに配慮することも忘れずに、他の利用者と気持ちよく施設を共有できるよう心がけましょう。適切な服装は、怪我の予防にもつながります。
トレーニングは継続することが大切です。お気に入りのウェアを身に着けることで、ジムに行くことが楽しみになるかもしれません。自分のペースで、無理なく続けられる環境を整えていきましょう。
季節や体調に応じてウェアを調整し、常に快適な状態でトレーニングできるよう工夫することも大切です。これからジムライフを始める方も、すでに通っている方も、この記事を参考に、より充実したトレーニング時間を過ごしていただければ幸いです。
※トレーニングや食事管理の効果には個人差があります。本記事は医療行為や医療上の効果を保証するものではありません。
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