トレーニング方法

ジムでお腹周りをトレーニング!マシンの使い方とおすすめの選び方

初心者でも安心して始められる腹筋トレーニングの具体的な方法を、わかりやすく解説していきます。ジムのマシンを使ってお腹周りをトレーニングする方法を理解していきましょう。

ジムのマシンでお腹周りは本当に鍛えられる?原因と効果を解説

ジムのマシンは、お腹周りの運動方法として活用できるケースもあります。ただし、運動だけで体重が減るわけではなく、食事管理や生活習慣の見直しと併用して取り入れることが大切です。


マシンを使えば自重トレーニングに比べて負荷を細かく調整しやすく、フォームを安定させやすいため、初心者から上級者まで取り入れやすい方法のひとつです。


お腹周りが気になる原因を理解し、適切なマシンを使うことで、すっきりとしたボディラインを目指しましょう。以下では、お腹がぽっこりする原因と、ジムマシンが役立つ理由について詳しく解説します。

お腹周りがぽっこりする4つの原因

お腹周りの悩みがなかなか解消されない理由には以下の4つの原因が考えられます。

  1. 姿勢の乱れ(骨盤の前傾・反り腰) 
    骨盤が前傾すると、腹筋がうまく使えず下腹が前に出やすくなります。日常的に座りっぱなし、スマホやパソコンの操作時間が長い方は、背中が丸まりやすく、腹筋の活動低下にもつながります。
     
  2. 体脂肪の増加(内臓脂肪・皮下脂肪) 
    内臓脂肪が増えるとお腹が前に出やすくなり、見た目の変化にもつながります。
     
  3. 筋力不足(腹直筋・腹斜筋・腹横筋の弱化) 
    お腹周りの筋肉は姿勢の維持や体幹の安定に重要です。筋力が不足すると、お腹がたるみやすく、内臓が前方に押し出されやすくなります。
     
  4. 皮下脂肪の蓄積 
    皮下脂肪は皮膚のすぐ下につく脂肪で、特に女性に多い特徴があります。冷えや運動不足、生活習慣の影響も考えられます。


ジムマシンがお腹周りに役立つ3つの理由

ジムのマシンを使ったトレーニングには、自重トレーニングにはない大きなメリットがあります。ここでは、ジムマシンが腹筋トレーニングに役立つ理由を3つご紹介します。

  • 負荷を細かく調整できる
    ジムマシンは、重量や角度を細かく調整できるため、自分の体力に合わせて運動を進めやすいのが特徴です。自重トレーニングでは強度が一定になりがちですが、マシンでは負荷を段階的に変えやすく、狙いたい部位を意識したトレーニングに取り組みやすくなります。
     
  • 正しいフォームを維持しやすい
    マシンは動作の軌道がある程度固定されているため、初心者でもフォームを安定させやすいのが特徴です。その分、特定の筋肉を意識しやすく、動作のブレによる負担の偏りも少なくなります。継続してトレーニングに取り組みやすくする工夫として活用できます。
     
  • 体幹部にピンポイントでアプローチしやすい
    腹直筋や腹斜筋、腹横筋など、目的に応じて意識した部位を動かしやすいのもマシンの特徴です。特定の部位にフォーカスしたトレーニングを積み重ねることで、姿勢や体幹の安定につながるケースもあります。

お腹周りのトレーニングで覚えておきたい筋肉の基礎知識

腹筋は複数の筋肉が連携して働くことで、姿勢の維持や体幹の安定などに関わっています。主に以下の4つが重要な役割を担っています。

  • 腹直筋:お腹の中心にある筋肉で、体を前に曲げる動作や姿勢の保持に関わります。
  • 腹斜筋(外腹斜筋・内腹斜筋):体をひねったり横に倒したりする動きに関与し、ウエストの回旋動作に作用します。
  • 腹横筋:腹部をコルセットのように覆うインナーマッスルで、腹圧の維持や体幹の安定に関わります。
  • 腸腰筋:股関節を曲げる動作に関与し、下腹部の動きにも影響します。
     

お腹周りのトレーニングに役立つマシンとその使い方

ここでは、ジムで特によく使われるお腹周り向けのマシンと、その使い方(フォーム・注意点)をわかりやすく解説します。各マシンごとに、どの筋肉にアプローチしやすいかを示しているので、目的に合わせて選びやすくなります。


アブドミナルクランチ|腹直筋を集中的に

アブドミナルクランチは、腹直筋を直接的に刺激しやすいマシンです。座った姿勢で上体を前に倒す動作により、お腹の中心部にアプローチしやすくなります。動作軌道がある程度固定されているため、正しいフォームを意識しやすく、初心者にも取り入れられることが多いマシンです。


使い方の手順:

  1. セットポジション:シートの高さを調整し、背中がしっかりとパッドに密着するように座ります
  2. 動作:息を吐きながら上体をゆっくり前に倒し、腹直筋を縮めるイメージで動かします
  3. 戻る:息を吸いながら、元の姿勢に戻ります。反動を使わず、コントロールしながら行うことが大切です


注意点:

  • 首を丸めすぎず、目線を斜め下に向けると首への負担を抑えられます
  • 腰を反らしすぎないようにし、背中とパッドの密着を保ちましょう

 

ロータリートルソー|腹斜筋にアプローチしやすい

ロータリートルソーは、上半身を左右にひねることで腹斜筋に刺激を与えやすいマシンです。くびれづくりのサポートとして用いられることがあります。


使い方の手順:

  1. セットポジション:シートに座り、膝でパッドを挟んで下半身を固定します
  2. ひねり動作:腹斜筋を意識しながら、上半身をゆっくりと横にひねります
  3. 元に戻る:筋肉の力でコントロールしながら、ゆっくりと正面に戻ります


刺激を高めるポイント 

お腹に斜めのシワが入るよう、雑巾しぼりをイメージしながら動作を行います。ひねる時は素早く、戻る時はゆっくりと行うことで、筋肉により強い刺激を与えやすくなります。動作中は腹斜筋に意識を集中させ、腕の力に頼らないようにしましょう。


注意点:

腰で上体をひねろうとすると腰部へ負担となるおそれがあるため、腹斜筋を意識してひねりましょう。また、ひねりすぎに注意し、無理のない範囲を目安にしましょう。反動を使わず、筋肉の力でコントロールすることが重要です。


レッグレイズ(ハンギングレッグレイズ)|下腹部トレーニング

ハンギングレッグレイズは、バーにぶら下がって足を上げることで、特に下腹部の腹直筋に働きかけるトレーニングです。難易度は高めですが、その分下腹部への刺激を感じやすいマシンです。バーにぶら下がるため、握力や肩まわりの安定性も必要になります。


使い方の手順:

  1. セットポジション:バーに肩幅でぶら下がり、肩をすくめずに体を安定させます
  2. 動作:息を吐きながら足をゆっくり持ち上げ、下腹部に意識を向けます
  3. 戻る:息を吸いながら、ゆっくりと元の位置に戻ります


注意点:

  • 反動を使いすぎないようにし、腹筋の力で動作をコントロールしましょう
  • 腰を必要以上に反らさないよう注意が必要です


マシンを使わない腹筋トレーニングの一つに「プランク」があります。自重で行う体幹トレーニングの基本で、腹横筋や多裂筋を中心に、体幹の安定性を高める狙いで用いられます。

自宅でも気軽にできる腹筋トレーニングになるので、上記でご紹介したマシンと組み合わせて行っても良いでしょう。

お腹周りのトレーニングメニュー例

ここでは、ジムで実践しやすいトレーニングメニューの一例をご紹介します。目的に応じて種目や回数を調整し、無理のない範囲で継続していきましょう。


基本メニュー(初心者向け)

  • アブドミナルクランチ:10~15回×2~3セット
  • ロータリートルソー:左右各10~12回×2~3セット
  • プランク:30~45秒×2~3セット


ポイント:

  • 反動を使わず、ゆっくりとした動作で筋肉への刺激を意識します
  • 各セット間は60~90秒程度の休憩を取り、フォームの確認を優先しましょう


中級者向けメニュー

  • アブドミナルクランチ(重量調整):12回×3セット
  • ロータリートルソー(範囲拡大):左右各12回×3セット
  • ハンギングレッグレイズ:8~10回×3セット
  • 有酸素運動:20~30分(クロストレーナーやバイクなど)


ポイント:

  • 筋トレ後に有酸素運動を組み合わせる方もいます。体重管理は食事管理等の併用が重要です
  • 重量や回数は、フォームが崩れない範囲で段階的に調整しましょう

 

上級者向けメニュー

  • アブドミナルクランチ(高重量):10回×4セット
  • ロータリートルソー(コントロール重視):左右各10~12回×4セット
  • ハンギングレッグレイズ(脚を伸ばして):8回×4セット
  • 有酸素運動:30分(ランニングマシンなど)


ポイント:

  • 種目間の休憩は短めにしつつ、フォームと安全性を意識します
  • 呼吸とコアの安定を意識し、無理な負荷設定は避けましょう

変化を目指すためのポイント:フォーム・頻度・休息

週2~3回のトレーニングを続けることで、数か月で変化を感じる人もいます。ただし、個人差があり、食事管理とあわせて取り組むことも前提です。大切なのは、焦らず継続することです。

以下のポイントを意識しながら腹筋トレーニングを行っていくと良いでしょう。
 

  • フォーム(動作)の安定
    反動や勢いに頼らず、狙った筋肉を意識してゆっくり動作します。痛みや違和感が出た場合は無理をせず中止し、フォームや負荷を見直します。
     
  • 頻度の目安
    筋トレを行う際は筋肉の休養日を設けることが大事。週2~3日のトレーニングを目安にするケースが多いです。
    同じ部位のトレーニングを連日行うのではなく、休息日を挟みながら継続します。
     
  • 休息の重要性
    筋肉は休息中に回復しやすいため、睡眠や栄養も大切です。
    連日同じ部位をトレーニングするのではなく、部位を分ける・日を空けるなどの工夫をしましょう。

腹筋トレーニングに関するよくある質問(Q&A)

腹筋トレーニングに関するよくある疑問について解説します。

Q. 腹筋は毎日やった方がいいですか?

A. 腹筋トレーニングは毎日行う必要はなく、週2~3回を目安に休息日を設けながら続ける方法がフィットネス指導において取られるケースが多いです。筋肉はトレーニングによる負荷の後、休んでいる間に回復して強くなっていくため、1~2日おきに取り組む方法が良いとされています。

Q. 腹筋をするとお腹の脂肪は落ちますか?

A. 腹筋運動はお腹の筋肉を鍛えるのに役立ちますが、特定の部位の脂肪だけを落とすことは難しいとされています。体脂肪を減らすには、全身の筋トレや有酸素運動、食事管理などを組み合わせることが一般的です。

Q. 腹筋を鍛えると姿勢は良くなりますか?

A. 腹筋は体幹を支える筋肉のひとつであり、鍛えることで姿勢の安定に役立つと考えられています。特に腹直筋や腹斜筋に加え、インナーマッスルを意識して鍛えると、日常動作の安定感が増すケースがあります。

Q. 腹筋運動だけで引き締まった体になれますか?

A. 腹筋運動はお腹周りを引き締めるサポートになりますが、全身運動や食事バランスの調整も組み合わせることが一般的です。腹筋のみでは大きな変化を感じにくい場合もあるため、他の筋トレ種目や有酸素運動と併用すると効果的に続けやすいです。

Q. 初心者でも腹筋トレーニングを始められますか?

A. はい、初心者でも無理のない範囲から始められます。最初はクランチやレッグレイズなど、基本的な種目から取り入れる方が多いです。回数や強度を少なめに設定し、フォームを意識しながら継続することがポイントです。
 

まとめ:マシンを活用して効率的に腹筋トレーニングをしよう

お腹周りを引き締めたい方にとって、ジムのマシンは有力な選択肢の一つです。負荷調整がしやすく、フォームを安定させやすいため、狙った部位に刺激を与えやすいというメリットがあります。大切なのは、無理のない範囲で継続することと、食事管理を含めた総合的な取り組みを意識することです。


本記事を参考に、目的に合ったマシンとメニューを選びつつ、自分の体調や生活リズムに合わせて無理のない計画を立ててみてください。変化を感じるまでの期間や程度には個人差がありますが、継続することで体の使い方が整い、日常生活の動作も快適になる場合があります。

 

※トレーニングや食事管理の効果には個人差があります。本記事は医療行為や医療上の効果を保証するものではありません。

 

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