2025.10.27

「ジムに週2回通っても意味がないのでは?」そんな疑問を持つ方は少なくありません。仕事や家事で忙しい中、限られた時間でジムに通うことに不安を感じるのは当然です。
しかし、週2回のジム通いにも意味はあります。本記事では、運動頻度と体の変化について、現実的な視点から解説します。
目次
週2回のジム通いについて、「少なすぎるのではないか」という不安を持つ方もいます。しかし、これは誤解です。
厚生労働省では、運動習慣者を「週2回以上、1回30分以上、1年以上、運動をしている者」と定義しています(※)。つまり、週2回の運動は、健康づくりの基準として認められている頻度なのです。
重要なのは頻度だけではありません。週2回でも、適切な強度と内容でトレーニングを行えば、体力の維持につながることがあります。毎日ジムに通っても、ただ軽く歩くだけでは大きな変化は期待しにくいでしょう。週2回でも、計画的に取り組むことで意味のある運動になる可能性があります。
※参考:厚生労働省「身体活動・運動」
健康づくりを目的とした際の運動の目安としては、以下が推奨されています(※)。
※出典:厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」
週2回のジム通いでも、この基準の一部を満たす可能性があります。
週2回という頻度は、多くの人にとって無理なく続けやすいペースと言われています。週5回通うことを目標にして1ヶ月で挫折するよりも、週2回を1年間続ける方が、長期的には良い結果につながる可能性があります。
運動による変化は、短期間で劇的に現れるものではありません。継続的に取り組むことで、少しずつ体力が向上していくケースもあります。週2回という現実的な頻度を設定することで、運動を生活の一部として定着させやすくなります。
週2回のジム通いでも、体力や持久力を維持できる可能性があります。特に30代以降は何もしなければ体力は自然に低下していく傾向があります。週2回の運動は、この低下を抑える役割を果たしてくれるでしょう。
心肺機能については、週2回でも息が少し弾む程度の有酸素運動を30分程度行うことで、機能を維持しやすくなります。階段を上っても息切れしにくくなる、疲れにくくなるといった日常生活での変化を感じる方もいます。
日常生活での体力維持という観点では、週2回の運動でも意味があります。買い物の荷物を持つのが楽になる、長時間の立ち仕事でも疲れにくくなるなど、生活の質の向上につながるケースもあるのです。
週2回のトレーニングでも、適切なトレーニングを行えば、筋力維持・向上も可能です。
筋力向上のためには、以下のポイントを参考にしてください:
負荷設定の基本
トレーニングの組み立て方
週2回の場合、1回目は上半身中心、2回目は下半身中心といった分け方をすると、全身をバランスよくトレーニングしやすくなります。同じ部位を連続してトレーニングするよりも、48時間以上の間隔を空けることで、筋肉の回復が促されやすいと言われています。
週2回のジム通いは、運動習慣の定着にもつながります。決まった曜日にジムに行くことで、生活にリズムが生まれます。
運動は気分転換やストレス解消につながったり、仕事のストレスを運動で発散することで、メンタルヘルスの維持に役立つケースもあります。
また、ジムに通うことで健康への意識が高まり、食事や睡眠など、他の生活習慣にも良い影響が波及することがあるでしょう。
週2回という限られた頻度を活用するには、トレーニング内容の工夫が役立ちます。
全身をバランスよく動かす方法
| 曜日 | トレーニング内容 | 主な部位 |
| 1回目(月曜など) | プッシュ系種目中心 | 胸・肩・腕(押す動作) |
| 2回目(木曜など) | プル系種目中心 | 背中・脚・腕(引く動作) |
例えば、このように日によって部位を分けることで、全身の筋肉をバランスよくトレーニングできます。
マシントレーニングの特徴:
フリーウェイトの特徴:
初心者はマシンから始め、慣れてきたらフリーウェイトも取り入れると良いでしょう。
運動強度は「ややきつい」と感じる程度が目安です。会話はできるが、歌を歌うのは難しいくらいの強度を参考にしてください。
筋トレの場合:
有酸素運動の場合:
急激に強度を上げると、ケガのリスクが高まります。2~3週間同じ強度で続け、楽に感じるようになったら少しずつ上げていくと良いでしょう。
ジムに行かない日の過ごし方も考慮すると良いでしょう。
これらの小さな活動の積み重ねが、長期的にみればより大きな変化にもなり得るのです。
運動と同じくらい、休養も重要と言われています。筋肉は休息中に回復すると言われています。週2回のトレーニングの間には2~3日の休養日があるため、体の回復には時間があります。
質の良い睡眠(7~8時間)と、バランスの取れた食事を心がけることで、トレーニングによる体の変化をサポートすることができます。
健康維持が主な目的であれば、週2回の運動でも意味があります。成人および高齢者に対して、筋力トレーニングを週2~3日実施することが推奨されており、週2回はこの範囲内に含まれています。
週2回の運動で以下のような変化が見られることがあります:
より積極的に体力や筋力向上を目指す場合は、週3回以上でのトレーニングを考えてもよいでしょう。ただし、まだ運動に慣れていない場合は週2回から始めて、体力がついてきたら頻度を増やすという段階的なアプローチなども考えるとよいかもしれません。
無理に頻度を増やして続かなくなるよりも、週2回を継続する方が、長期的には良い結果につながることが多いです。
毎週決まった曜日にジムに行くことで、習慣化しやすくなります。例えば:
自分の生活リズムに合わせて、無理のない曜日を選びましょう。
最初から完璧を求めず、できる範囲から始めることが大切です。
大きな目標だけでなく、小さな達成可能な目標を設定しましょう。
短期目標の例:
中期目標の例:
トレーニング記録をつけることで、自分の成長を実感しやすくなります。
スマートフォンのアプリを使うと、簡単に記録・管理できます。
週2回の運動でも、疲労は蓄積することがあります。以下のサインが現れたら、無理をせず休養を優先しましょう。
疲労のサイン:
運動と併せて、適切な栄養摂取も考慮することが大切と言われています。
トレーニング前後の栄養摂取:
睡眠の質を高める工夫:
A: 週2回でも筋肉がつくケースはあります。特に運動初心者の場合、週2回のトレーニングでも筋力が向上することがあります。重要なのは、適切な負荷設定と、継続することです。筋肉の成長には、トレーニング、栄養、休養の3要素が関わっており、週2回という頻度は休養を十分に取れるという利点もあります。
A: 週2回の場合、両方をバランスよく組み合わせると良いでしょう。例えば、各回のトレーニングを以下のように構成することができます:
または、1回目は筋トレ中心、2回目は有酸素運動中心という分け方も可能です。目的に応じて配分を調整しましょう。
A: 1回あたり30分~60分程度が目安にしてみましょう。初心者は30分から始め、慣れてきたら45分、60分と徐々に延ばしていくと良いでしょう。
長時間の運動よりも、集中して質の高いトレーニングを行うことを意識してみてください。だらだらと2時間運動するよりも、集中した45分の方が良いケースもあります。
A: 以下の条件が揃ったときが、頻度を増やすタイミングの目安です:
無理に増やす必要はありません。週2回でも継続することに意味があるため、継続可能な頻度を維持することが重要と考えられます。
適切なトレーニングができれば週2回のジム通いでも、健康や体力作りに何らかの影響を及ぼすことができます。国の健康づくりの指針でも、週2回以上の運動が推奨されており、健康維持にも意味のある頻度です。
ただ大切なのは、頻度よりも継続することとも言えます。週5回通って1ヶ月で挫折するよりも、週2回を1年間続ける方が、良い結果につながる可能性があるからです。体力の維持、生活習慣の改善、ストレス解消など、週2回のジム通いでもメリットを感じる方もいます。
自分の生活スタイルに合わせて、無理のない頻度で運動を続けることが、健康的な生活への第一歩です。週2回という現実的な目標から始めて、運動を生活の一部として定着させていきましょう。
完璧を求めず、できることから始める。それが、長く続けるための秘訣です。週2回のジム通いでも、あなたの体と生活に良い変化をもたらす可能性があります。今日から、あなたのペースで始めてみませんか。
※トレーニングや食事管理の効果には個人差があります。本記事は医療行為や医療上の効果を保証するものではありません。
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