2025.10.02
「自宅での体幹トレーニングに限界を感じている」「もっと効率的に体幹を鍛えたい」そんな悩みを抱えていませんか?
実は、自己流の体幹トレーニングでは、思ったような変化を感じにくい方もいます。正しいフォームがわからなかったり、負荷が不足していたり、継続が難しかったりと、こうした悩みを抱える人は少なくありません。
この記事では、ジムならではの体幹トレーニング方法を解説します。
目次
体幹とは、頭と手足を除いた胴体部分全体を指す、文字通り私たちの身体を支える重要な筋肉群のこと。この体幹を集中的にトレーニングすることで、姿勢の改善や運動パフォーマンスの向上など、多くのメリットが期待できる可能性があります。
スタッフやトレーナーによる指導も受けられるジムで体幹トレーニングを行うと、自分に合ったフォームや負荷を確認できるので、習慣化につながりやすくなります。ジムでのトレーニングには、主に4つの大きなメリットがあります。
体幹は大きく分けてインナーマッスル(深層筋)とアウターマッスル(表層筋)の2種類の筋肉群で構成されています。
■ インナーマッスル(深層筋)
筋肉名 | 主な役割 |
腹横筋 | 腹部をコルセットのように覆い、体幹を安定させる |
多裂筋 | 脊柱を安定させ、姿勢を維持する |
横隔膜 | 呼吸の主動筋であり、腹圧を高める |
骨盤底筋群 | 骨盤内の臓器を支え、体幹の土台となる |
■ アウターマッスル(表層筋)
筋肉名 | 主な役割 |
腹直筋 | 体を前に曲げる動作、いわゆる「シックスパック」 |
腹斜筋 | 体をひねる動作、ウエストラインの形成 |
脊柱起立筋 | 背筋を伸ばし、姿勢を保持する |
これらの筋肉をバランスよくトレーニングすることで、安定した体幹づくりをサポートできます。
自宅とジムでの体幹トレーニングには、それぞれ特徴があります。以下の比較表で違いを確認しましょう。
項目 | 自宅トレーニング | ジムトレーニング |
設備 | 限定的(マット程度) | 豊富(マシン、器具) |
指導 | 自己流になりがち | プロの指導が受けられるケースがある |
負荷調整 | 自重のみで限界あり | マシン等で細かな重量設定が可能 |
継続性 | モチベーション維持が困難 | 環境が継続を後押し |
費用 | 無料~低額 | 月会費が必要 |
ジムトレーニングは費用が必要ですが、その分、安全に取り組みやすい環境があります。特に初心者の方は、正しいフォームを身につけるためにもジムでスタッフやトレーナーによる指導を受けることでその後のトレーニングが効率的に進みやすいでしょう。
ジムでの体幹トレーニングは、マシン、フリーウェイト、自重の3つのカテゴリーに分けられ、目的に応じて使い分けることが成功の鍵となります。
それぞれのトレーニング方法には特有のメリットがあり、自分の体力レベルや目標に合わせて選択することが重要です。初心者の場合はマシンから始めて、慣れてきたらフリーウェイトや自重トレーニングへ広げていく方法がよく取り入れられます。
各カテゴリーの特徴を理解し、バランスよく組み合わせることで、体幹に多角的にアプローチしやすくなります。以下、それぞれの詳細を見ていきましょう。
マシントレーニングは、動作が安定しているため初心者でも安全に体幹のトレーニングをすることができます。主要な3つのマシンとその使い方を解説します。
1. ケーブルマシン
2. ローワーバックマシン
3. レッグレイズマシン
これらのマシンは軌道が決まっているため、フォームを崩すリスクが少なく、初心者の方でも適切に体幹トレーニングをすることができます。
フリーウェイトトレーニングは、体幹を含む全身の筋肉に働きかけることができる中上級者向けの方法です。
1. デッドリフト
2. スクワット
3. オーバーヘッドプレス
フリーウェイトは自由度が高い分、正しいフォームの習得が必須です。初期はトレーナーやスタッフの指導を受けてから実施することをおすすめします。
ジムの環境を活用した自重トレーニングは、器具を使わずに体幹をトレーニングすることができます。
1. プランク系
2. バードドッグ
3. マウンテンクライマー
ジムでは鏡を見ながらフォームを確認でき、マットなどの設備も整っているため、自宅よりも質の高い自重トレーニングが可能です。
体幹トレーニングを成功させるには、ご自身のレベルに合ったメニューを選ぶことが重要です。初めのうちは、短時間・少ない回数からスタートして、慣れてきたら徐々に増やしていく方法が取り入れやすいでしょう。
大切なのは、自分の体力レベルを正確に把握し、無理のない範囲で段階的にステップアップしていくこと。それが、怪我なくトレーニングを続けるための秘訣と言えます。
以下、初心者から上級者まで、それぞれのレベルに最適なメニューを詳しく解説します。
初心者の方は、基礎的な種目で正しいフォームを身につけることから始めます。以下のメニューを週3回実施しましょう。
基本メニュー目安(所要時間:約20分)
種目 | セット数×時間/回数 | 休憩時間 | ポイント |
プランク | 3セット×20-30秒 | 30秒 | 腰が下がらないよう注意 |
デッドバグ | 3セット×左右各10回 | 45秒 | ゆっくりとした動作で |
ヒップリフト | 3セット×15回 | 30秒 | お尻を締めて2秒キープ |
バードドッグ | 3セット×左右各8回 | 45秒 | バランスを意識 |
実施のポイント
慣れてきたら、各種目の時間や回数を少しずつ増やしていくことが、さらなるレベルアップの鍵です。
中級者は、負荷を上げた種目とマシンを組み合わせたメニューで、より高い強度のトレーニングを行います。
発展メニュー目安(所要時間:約30分)
種目 | セット数×時間/回数 | 休憩時間 | ポイント |
プランク | 3セット×60秒 | 45秒 | 最後の10秒を意識 |
サイドプランク | 3セット×左右各40秒 | 30秒 | 腰の位置をキープ |
ケーブルウッドチョップ | 3セット×左右各12回 | 60秒 | 体幹の回旋を意識 |
レッグレイズ | 3セット×15回 | 45秒 | 腰を反らさない |
ローワーバック | 3セット×12回 | 60秒 | ゆっくりとした動作 |
週4回のスケジュール例
但し、疲労を感じたら休養日を設けることも大切です。
上級者は、高強度の種目でさらなる体幹強化を目指します。スポーツパフォーマンス向上にも直結するメニューです。
高強度メニュー目安(所要時間:約40分)
種目 | セット数×時間/回数 | 休憩時間 | ポイント |
ウェイテッドプランク | 4セット×45秒 | 60秒 | 背中に重りを載せて実施 |
ハンギングレッグレイズ | 4セット×12-15回 | 90秒 | 反動を使わない |
バーベルロールアウト | 3セット×10回 | 90秒 | 腰を反らさず制御 |
ケーブルパロフプレス | 3セット×左右各15回 | 60秒 | 体幹の安定性重視 |
ドラゴンフラッグ | 3セット×5-8回 | 120秒 | 難度が高い腹筋種目 |
スポーツ別の応用例
上級者は自分の競技特性に合わせてメニューをカスタマイズすることで、より実践的な体幹づくりをサポートできます。
全てのトレーニングに共通することですが、体幹トレーニングにおいても基本をしっかり押さえることが大切です。以下の5つを意識することで、安全に取り組みやすくなります。
これらのポイントを日々のトレーニングに取り入れることで、体幹を着実にトレーニングしていきましょう。
体幹トレーニングでは、正しいフォームと呼吸法を意識しましょう。
ドローイン呼吸法の実践方法
骨盤のニュートラルポジション
体幹安定化のチェックポイント
これらの基本を意識することで、どの種目でも体幹をトレーニングすることができます。特に初心者の方は、鏡を見ながらフォームを確認することをおすすめします。
週2~3回程度の体幹トレーニングが、適切な回復を保ちつつ取り組む頻度としてトレーニング現場で推奨されることが多いです。週に2日以上かつ週3日以内であれば、体幹トレーニングの負担と回復のバランスがとりやすいとする見解もあります。
重要なのは、無理のないペースで継続することです。
体幹トレーニングを始める前に、多くの方が抱く疑問にお答えします。
A. プランクを毎日続けると、筋肉の疲労がたまりやすくなる可能性があります。筋肉には回復期間が必要とされるため、週2~3回程度に抑える方法もあります。休息を取らずに毎日トレーニングを続けると、以下のようなリスクが考えられます。
1日~数日程度の休息を挟みながら週2-3回実施するのがおすすめ。継続することが重要なので、無理のないペースを心がけましょう。
A. 「意味がない」と感じるかどうかは、取り組み方や目的によって変わります。
体幹トレーニング自体は、姿勢の安定やスポーツ動作の土台づくりなどに取り入れられることが多いですが、以下のようなケースでは「効果を感じにくい」と思う方もいます。
こうした場合は、動きを取り入れた体幹トレーニング(例:マウンテンクライマー、バードドッグなど)を組み合わせたり、少しずつ負荷を調整してみる方法もあります。
「意味がない」というより、方法や目的とのミスマッチで成果を感じにくくなるケースがある、というのが実際のところです。自分の目的(姿勢を意識したい、運動のパフォーマンスを高めたい、体型を引き締めたい など)に合わせてメニューを選ぶことが大切です。
A. 目的や個々の筋力・体力によってもおすすめは変わってきますが、初心者から上級者まで対応できる基本の5種目は、プランク、サイドプランク、バードドッグ、デッドバグ、マウンテンクライマーです。
これらは自宅でもできるトレーニングになるので、ジムに行けない日に取り入れてみるのもいいでしょう。
A. 同じ筋肉群には48-72時間の回復期間を設けた方が良いため、種目を変えれば毎日でも可能になる場合があります。
<毎日行いたい場合のプログラム例>
このように部位や強度を変えることで、毎日でも安全に実施できます。ただし、疲労を感じたら休養を優先することが大切です。
ジムでの体幹トレーニングは、自重・マシン・フリーウェイトなど多様な方法を取り入れられるのが魅力です。ジムのスタッフやトレーナーに質問をしたり、設備を活用することで自宅ではできないバリエーションのトレーニングに挑戦できます。
本記事で解説した重要なポイントを振り返ります。
正しいフォームを意識する:負荷よりも姿勢の安定を優先する
継続する:週2~3回など無理のないペースで続ける
設備を活用する:自重だけでなく、マシンやフリーウェイトも組み合わせて体幹を多角的に鍛える
これらを意識することで、体幹トレーニングをジムで無理なく習慣化しやすくなります。まずは見学や体験で環境を確認し、自分に合った方法を見つけるところから始めてみましょう。
※トレーニングや食事管理の効果には個人差があります。本記事は医療行為や医療上の効果を保証するものではありません。
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